お殿様の墓 6月27日(土) [旅行]
前回記事の続きです。
蕎麦を食べた後向かったのは、月照寺です。
月照寺は松江藩主の松平家の菩提寺で代々のお墓があります。
松江藩は、堀尾家、京極家と続きそれ以後松平家が九代にわたり、明治になるまで藩主を務めました。
初代直政公は結城秀康の子で徳川家康の孫に当たります。
どのお墓も、廟門があり、中には鳥居と墓石があります。
これは初代、松平直政公のお墓です。
お墓の左右には石灯籠が並んでいます。
私の記憶にはありませんでしたが、紫陽花が沢山咲いていました。
これは七代松平治郷のお墓です。
治郷は別名不昧公で松江の茶の湯を広めた有名なお殿様です。
大圓庵という庵号が付いています。
不昧公が広めた不昧流は現在不昧流大円会と呼ばれています。
廟門の彫刻が凝っています。
葡萄の透かし彫りです。
いまや山陰のアジサイ寺と言われるほど紫陽花が咲いています。
境内は森の中の雰囲気で、木漏れ日が差し込みます。
松平直政の母(月照院)のお墓です。
このお寺が月照寺と言われる由縁です。
これは何代の墓か忘れましたが立派な廟門です。
こんな森の中にあります。
廟門の扉の彫刻も様々です。
仁王様の彫刻もありました。
八代斉恒公のお墓です。
月漂院というそうです。
酒好きのお殿様だったそうです。
廟門には瓢箪の彫刻があります。
境内には約三万株の紫陽花があるそうです。
六代宗衍(むねのぶ)公の墓の横にある寿蔵碑(大亀)です。
治郷(不昧公)が宗衍の長寿を願って作ったものだそうです。
小泉八雲の随筆にも登場します。
頭を撫でると長生きすると言われているそうですが、私はこの時まで知りませんでした。
最近の話だと思います。
では撫でてください。
一回りをしてきて、書院に上がります。
綺麗な庭を見ながら抹茶を頂きました。(写真は忘れました)
池には睡蓮(蓮?)が咲いていました。
6月12日、普通ならば雨降りですが、暑い日でした。
出口の近くに、不昧公が使った茶の湯の水がありました。
書院で頂いた抹茶もこの水を使っているそうです。
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この日の夜は松江城の近くのホテルに泊まりました。
夜にはライトアップされていました。
こんな記事を作ると、勉強になりますね。
あらためて故郷の歴史を知りました。
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次回は翌朝の散歩です。
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本日もご訪問ありがとうございました。
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D750
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
おはようございます!
りっぱな寺ですね。
亀には噛まれてしまうような迫力です。
by Take-Zee (2015-06-27 07:03)
鬱蒼としていますが趣があり、松平家の繁栄ぶりが伺えますね。
もう何年も前に島根を訪れました。
松江城と堀川めぐりも致しました。
橋桁が低く船の屋根を下げて通るお堀めぐりが懐かしいです。
島根の方がセッティングして下さった旅でしたが ここには行っていません。残念でした。
by cooper (2015-06-27 07:07)
こんなお寺の座敷から、抹茶をいただきながら、月などを
眺めてみたいものです。
by starwars2015 (2015-06-27 07:45)
徳川家康の孫の墓だけに普通の寺より作りが数段上ですね。
by 旅爺さん (2015-06-27 08:17)
考えてみればこのお殿様も印籠を出せば中々の家格ですよね・・
by OJJ (2015-06-27 09:21)
長生きは、幾つからが長生きなんでしょうね。。
やはり、平均寿命以上かな。。(^^)
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-06-27 09:31)
福井の永平寺にある、松平公廟所に雰囲気が似ています。
先週は、松江の法友を一緒でした。
by 袋田の住職 (2015-06-27 09:33)
立派なお墓ですね。すごいものを見せていただきました。
by JUNKO (2015-06-27 10:53)
松江近辺はかなり見て歩きましたがここは行ってません。
島根県は見どころいっぱいいっぱいありますね。
by せつこ (2015-06-27 13:44)
立派なお墓と廟門の凝った彫刻が印象的です。
大亀の伝説も有るのですね。
by ヤッペママ (2015-06-27 13:59)
島根県は不昧公のおかげで茶の湯が盛んですよね。
個人のお宅にお邪魔したときにもお抹茶がよくでてきます。
by kuwachan (2015-06-27 16:32)
歴史を手繰り寄せる旅は、興味深々です。
何時ものように、人が1人もいないのがまた、最高。
カメの頭は、撫でていらっしゃいましたか?
by okko (2015-06-27 16:32)
たしかに、お殿様の雰囲気がいっぱいですネ
山陰のアジサイ寺、良い雰囲気です
書院での抹茶も落着いておいしくいただけますネ
by myossy (2015-06-27 17:51)
かつてはお殿様のお墓ですが
今はアジサイに彩られた素敵な所ですね。
歴史と趣の深さを感じます。
by そらへい (2015-06-27 20:35)
さすがに御親藩の廟地ともなると大した物ですね。
あの瓢箪には、どんな酒が詰められていたのか・・
酒好きの私としては気になる。
by dojita (2015-06-27 21:19)
ブログを書いたりすると、いろいろ調べたりすることになり、街の歴史とか、植物の名前とか、偉人の経歴とか、ほほーと思うことが多いです。
ブドウの彫り物、ちょっと珍しい気がします。
by kou (2015-06-27 22:04)
山陰のアジサイ寺なんですね、月照寺。素敵なお寺なんですね。 ^^
初代は結城秀康の子で徳川家康の孫なんですね。
秀吉の養子だった秀康の子供で家康の孫なんて、すごい血筋なんですね。 ^^
by moz (2015-06-28 07:44)
流石 殿さまのお墓ですね
立派の一語ですね
紫陽花とのコラボが素敵です
by kazu-kun2626 (2015-06-28 09:32)
こんにちは^^
ここには二度ばかり行きました。
亀さんだけしっかり覚えています^^ゞ
by mimimomo (2015-06-28 11:49)
出雲は近いのですがあまり馴染みが有りません☆
勉強になります♬
by 獏 (2015-06-28 14:51)
紫陽花がいい感じに咲いていますね。^^
門の彫刻も芸術作品だなと思います。
by rappi (2015-06-28 18:42)
Take-Zeeさん
殿様の墓は違いますね。
cooperさん
このお寺は、堀川めぐりより昔からの観光名所ですが、一般の人には面白くないでしょう。
starwars2015さん
残念がら、この部屋からは月は見えません。
旅爺さん
ここのお墓は廟門の美しさに特徴がありますね。
OJJさん
結城秀康は養子に出された家なのでそれほどではないでしょうが、各地の藩主の中では上の格だったようです。
なんだかなぁ〜!! 横 濱男 さん
ご自分で考えてください。死ぬ時に自分が長生きしたと思えばよいと思います。
袋田の住職さん
結城家は越前ですので、共通点があるかもしれません。
JUNKOさん
北海道には(歴史的に見て)こういうところはありませんね。
せつこさん
あまり宣伝はしていませんので行く人は少ないでしょう。
ヤッペママさん
ここの廟門は一つ一つ違うのでそれだけを見ても興味をそそります。
kuwachanさん
最近の若い人の家庭はともかく、ある程度古い家ならほとんどそうでしょうね。
okkoさん
ここは観光バスが並ぶような観光地ではありませんので、静かです。
myossyさん
静かな良いお寺ですよ。
そらへいさん
アジサイは昔はありませんでした。今の住職が考えたもののようです。
dojitaさん
松江の酒はうまいですよ。銘柄も色々あります。
kouさん
記事にするとなると色々調べて勉強になります。
mozさん
山陰のアジサイ寺というのは最近の話だそうです。現在の住職が考えたものだそうです。
家康の孫と知った時には自分でもびっくりしました。
kazu-kun2626さん
代々の墓が同じところに残っているという事は素晴らしいですね。
mimimomoさん
二度も行かれたとは、松江以外の人としては珍しいです。
亀は印象に残りますね。
獏さん
松江城からも近いので行ってみてください。
rappiさん
門の彫刻はそれぞれ特徴があって凄いです。
by takenoko (2015-06-29 05:34)