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中山道歩き 17-3 6月8日(水) [中山道を行く]

関東地方も梅雨入りし、梅雨らしい天気が続いています。

来月まで我慢ですね。

今年の夏はどんな天気になるでしょう。

猛暑は嫌です。

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和田峠頂上でしばらく休憩したのち今度は下りです。

事前情報で知っていたのですが、下諏訪までの地図が和田峠に置いてあるはずです。

このボックスに入っていました。

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下諏訪中山道を守る会の人たちが作った地図です。

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A4のカラー両面刷りの立派な地図です。

いつもは、地理院の地形図を部分的にプリントし、色鉛筆で書き込んでいます。

この部分は地理院の地形図でもわからないような道です。

非常に助かりました。

Wadamap_0001.jpg

いよいよ出発です。

11時5分に出発しました。

御嶽山も見納めです。

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和田峠の古峠に、もう一回来ることはないでしょう。

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下り始めます。

今まで登ってきた道と違い、狭い道です。

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横には、賽の河原と言われるガレ場が広がっています。

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しっかり案内標識が立っているので迷うことはありません。

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ここまではD7100で撮っていました。

ここから急な下り坂が始まり邪魔になるので、小さなNikon1V2に変えました。

細い道です。

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それほど怖い道ではありません。

普通の登山道と変わりません。

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案内標識の上に何かついています。

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説明坂の内容。

安政二(1855)年、六月下之原村が、峠を往来する旅人の安全のため、作った石積みの小屋。

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この石垣だけが残っていました。

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このような道をどんどん下っていきます。  

こんな細い道を籠をかついで登ったのでしょうか。

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左の熊笹の向こうにこんな道がありました。

最近切り開いたようなところで、地面は石畳のようです。

こちらが旧中山道と思われますが、正確にはわかりません。

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山道を下ります。

下諏訪側から上がってくるのは大変ですね。

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国道に出ました。

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しかし横切るだけで、再び山の中に入ります。

DSC_1442.jpg

ところどころ、この道標があります。

下諏訪中山道を守る会の方たちが立てたようです。

二つ前の写真の橋が峠沢橋のようです。

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また国道を横切りますが、道案内がきちんとあります。

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静かな山道になります。

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道祖神などの石碑が傾いたまま放置してありました。

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前回の記事では、峠の江戸側には東餅屋という所がありましたが今度は西餅屋です。

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日下部金兵衛撮影の明治初期の西餅屋です。

白黒写真に色づけしたものです。

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今は単なる原っぱです。

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また国道を横切ります。

車の通る道路は後から出来たので、当然こうなります。

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こんなトラックが来ない時を見計らって横切らなければなりません。

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この後は、ゆったりとした道になりました。

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江戸より53里の一里塚に来ました。

上には142号線が走っています。

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道ははっきりとわかりますが、このような倒木がところどころあります。

ロープをかけてありますが、リュックを背負って通るときはこのロープをつかむと楽です。

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楽な道だと安心してましたが。

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ここからちょっと怖い道になります。

DSC_1458.jpg

山登りをする人にとってはびっくりするような道ではありません。

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道の左側は崖になっていて、下には水の流れる沢があります。

誤って転んで落ちても途中で止まりそうな崖です。

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ちょっと緊張しましたが、300mぐらいの間(5,6分)でした。

再び、林の中の道になりました。

躓いて転んでも下に落ちることはありません。

DSC_1462.jpg

上のほうが風化していますが、おそらく「馬頭観世音」と掘ってあると思います。

このような山越えには馬は欠かせない動物だったでしょうね。

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なだらかな下り坂になりました。

DSC_1464.jpg

山道は終わりました。

ここからは国道の舗装した道路になります。

ここは標高1190m、峠から約400m下ったことになります。
(12時40分でした)

DSC_1465.jpg

中山道の記事は後2回続きますが、次回はその他の記事になります。

本日もご訪問有難うございました。

 D7100
AF-S DX NIKKOR 18-105mmf3.5-5.6G ED VR
Nikon 1 V2
1 NIKKOR  10-30mm f3.5-5.6


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コメント 25

斗夢

こういう地図は有り難いでですね。
江戸時代はどれだけの道幅だったのか、参勤交代が想像できません。
by 斗夢 (2016-06-08 06:35) 

moz

国道をガードレールの切れているところを横切って、
本当に山道ですね。街道といっても、こんなに狭いところもあるとは、びっくりです。
ここを一路たちが通ったと思うと・・・すごいですね ^^
by moz (2016-06-08 06:43) 

馬爺

道なき道を歩くのは大変ですね、昔の人達はこんな道を通って江戸へ出てきたんでしょうね。
でも参勤交代の大名行列等はどうしたんでしょうかね。
by 馬爺 (2016-06-08 06:46) 

Take-Zee

おはようございます!
下りは山道ですね~
昔の人は本当に健脚だったなあと感心します。

by Take-Zee (2016-06-08 06:48) 

沈丁花

自然の中を…沢山の発見がありますね〜。歩く事は宝探し〜…最高ですね〜\(^O^)/
by 沈丁花 (2016-06-08 07:14) 

kazu-kun2626

おはようございます
下調べは十分してお出掛けしてるんでしょうが
こおいう地図は有りがたいですね。
僕も坂東札所めぐりの時などは他の人の巡礼記
を参考にしてますよ
by kazu-kun2626 (2016-06-08 07:25) 

モカ

いよいよ梅雨ですね。
この梅雨の時期、撮りたいものはあるのに、天気に阻まれることが多々(^^;;


早い梅雨明けを期待しますが、同じく猛暑はイヤでね!
by モカ (2016-06-08 07:44) 

旅爺さん

凄く狭い山道を昔の人は熊なども気にして通ってたんですね。
見てるだけで息切れしそうでした。でも行って見たくなりました。
by 旅爺さん (2016-06-08 08:51) 

yoko-minato

中山道を守る会の人たちの作られたマップが
あるのはそれだけ歩かれるファンが多いという
ことでしょうね。
助かりますよね。
by yoko-minato (2016-06-08 11:21) 

kuwachan

これだけ凄い山道を大名行列が通ったのですね。
当時は今よりは往来が多かったので、道幅ももう少し広かったとは思いますが
大変だったことには違いないですよね。
by kuwachan (2016-06-08 12:13) 

yakko

こんにちは。
ひとりで歩かれるというのがスゴいですね〜
山道が終わってホッとしました・・・
by yakko (2016-06-08 12:57) 

dojita

けっこう厳しい径ですね。
旧来の街道と後に改良された道が並行したりしている、十分あり得ますよね。

by dojita (2016-06-08 14:22) 

きよたん

迷いそうな道で一人では歩けませんね
地図があってありがたいですが何となく不安
夏は歩くのはやはり暑いでしょうね
by きよたん (2016-06-08 17:25) 

mimimomo

こんにちは^^
昔は日の出とともに動き始め日の入りとともに旅籠に入ったのでしょうけれど、こういう道を提灯点けて歩くのは怖いでしょうね~
お馬さんもご苦労なことでしたね^^
by mimimomo (2016-06-08 17:44) 

ヤッペママ

詳細な地図は助かりますね。
この様な道は足腰を鍛えていないと怖い道になります。
by ヤッペママ (2016-06-08 18:06) 

Mitch

トラックがビュンビュン走る道も怖いですが、こういう山道も緊張感がありますね。
いつも素晴らしいレポートをありがとうございます。
by Mitch (2016-06-08 18:08) 

JUNKO

結構厳しい下りのようですね、周りを見る余裕が私ならないところでしょう。健脚ならではのコースですね。
by JUNKO (2016-06-08 18:51) 

そらへい

中仙道と言うより、ほとんど山道ですね。
しかし、昔の街道は皆こんな感じだったのかも知れませんね。
by そらへい (2016-06-08 21:05) 

kou

このような道だと、飛脚や行商人などがすれ違うのも一苦労という場所が多そうです。
これだけいろいろな写真があると、一緒に歩いているような感じがして良いですね。ありがとうございます。
by kou (2016-06-08 22:15) 

美美

行く先々の道がぬかるんでいなくて良かったですね。
滑ると危険ですからね。
また馬は昔の人の生活には欠かせなかったようですね。
我が家でも昔、馬を飼っていました、
と言っても私は馬小屋しかしりませんが、
その馬小屋に大きな秋田犬を飼っていました^^;
馬は材木を山から運び出すのに使ったり田畑を耕すのに使ったようです。
by 美美 (2016-06-08 22:32) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

もう、登山ですね。
下諏訪までの地図。こういう地図は助かりますね。
やはり、中山道を歩く人が多いんでしょうね。
無事、山道が終わって良かったです。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-06-08 23:00) 

さる1号

狭い道なんですね
馬のすれ違いも大変だったでしょうねぇ
西餅屋の風景、素敵ですねぇ
残しておいて欲しかったな
by さる1号 (2016-06-09 06:31) 

myossy

諏訪中山道を守る会の地図、最高ですネ
でも、歩く道は、和田宿側より大変そうですネ
     標高1,200m もう下諏訪の町ですネ
     ところで... 少ししつこいですが...
     御嶽と思われている山並みは、中アだと思うのですが...
     なので、その西側に御嶽があります 如何でしょうか...

by myossy (2016-06-09 22:15) 

takenoko

斗夢さん
 何しろ普通の地図ではわからないところなので非常に助かります。案内もきちんとしてあるので迷わず歩けます。

mozさん
 当時の道路がどうだったか知りたいですね。ほとんど残っていないようです。

馬爺さん
 お殿様が乗る籠はこういう時に使うため小さなものまで用意されていたそうです。

Take-Zeeさん
 昔の人は山道でもそうですが、平地でもかなりの距離を歩くので現代人とは比較にならないほど歩いたと思います。

沈丁花さん
 犬も歩けば棒に当たるでなくて、人も歩けば発見があるということでしょう。

kazu-kun-2626さん
 車での移動は楽ですよ。比較になりません。

モカさん
 猛暑になると中山道歩きはお休みしなければなりません。

旅爺さん 
 碓氷峠も面白いですよ。結局は山登りですが・・・

yoko-minatoさん
  街道歩きをする人はリタイヤした人を中心に多くの人が歩いていますよ。

kuwachannさん
 先頭は峠を越えていても、しんがりはこれから上りだすというようなこともあったのではないでしょうか。

yakkoさん
 一人でないとペースが合わないし、興味の的が違うしうまくいきません。すれ違う人はほとんど一人旅です。

dojitaさん
 丹沢の山道と思えばあまり変わりません。

きよたんさん
 暑くもなく寒くもないちょうどよい季節でした。

mimimomoさん
 昔はヘッドランプもなかったでしょうからね~
 多くの馬も人も亡くなったでしょう。

ヤッペママさん
 いきなり歩いたら、翌日以降大変なことになります。

Mitchiさん
 丹沢などの登山道もこのようなところがたくさんあります。

JUNKOさん
 下りのほうが危険です。山の事故はほとんど下りです。

そらへいさん
 普通の登山道です。鈴鹿峠はこんなものでなく楽な街道でした。

kouさん
 大きい行列だと千人以上だったと言われていますから、長い行列だったと思います。

美美さん
 梅雨になるまでに下諏訪まで下りたかったので何とかできました。昔は馬の力は重要だったようですね。

なんだかな~横濱男さん
 おっしゃる通り街道歩きでなく、登山です。

さる1号さん
 昔の道はもう少し広かったのではないかと思いますが、崩れてしまったのでしょう。

myossyさん
 この斜面は南西に向いていますので間違いないと思います。
木曽駒ケ岳の方向は死角になって見えません。

by takenoko (2016-06-10 05:01) 

OJJ

国道の発達した今となっては旧道の確保は至難の業でしょうね~こちらでも西国街道を探すのは難儀らしいです。
by OJJ (2016-06-10 09:10) 

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